「やさいのおなか」ってどんな絵本?

今回現役保育士がおすすめする絵本は福音館書店さんが出版している「やさいさんのおなか」です。

保育室にあると「これ読んで!」と持ってくる子どもたち。一緒に読んでいるとどんどん子どもが集まってきて真剣に見入る絵本の1つです。

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作・絵:きうち かつ

出版社:福音館書店

対象年齢:1歳〜2歳頃 ※特に2歳ごろのお子さんにおすすめ

やさいのおなか (幼児絵本シリーズ) [ きうちかつ ]価格:1,100円
(2023/4/28 16:09時点)
感想(53件)

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モノクロで描かれた不思議な模様の絵たち。なんだかどこかで見たことがあるような…

絵本を開くと、モノクロで描かれた不思議な模様が出てきます。なんだか見たことがあるような気がするな…でもなんだろう?と釘付けになります。

ページをめくるとモノクロに色が付いて、カラフルなやさいたちの断面が登場します。隣のページには野菜の切る前の状態のものも描かれています。

もうお分かりですよね。そう、「やさいのおなか」というのはやさいを切った断面のことなのです。

トマト、ネギ、レンコン等、身近だけど断面をじっくり見たことのないような野菜たちがどんどん出てきます。

色々な野菜が出てくるので食育におすすめです。お昼ご飯の前に読んで、「さっき絵本に出てきた野菜さんがいるね」と問いかけながら食べると、苦手な野菜も楽しみながら食べることができます。

普段じっくり見ることの少ないやさいのお腹(断面)を見ることができるので、子どもたちの野菜への興味を引き出すことができます。

最初に野菜の切った断面が出てくるので「これなんだ?」とクイズを出し合いながら楽しく読み進められます。

モノクロの野菜のおなか(断面)の模様がリアルで面白い絵本です。ページをめくると、カラフルになった野菜の断面が左側のページに現れ、右側のページにカラフルな野菜の形が現れます。

よりこの絵本を楽しむには、右側の野菜の形のページを紙か何かで隠しておくと野菜の断面しか見えなくなるので「これなんだ?」とクイズを出してより一層楽しめます。

普段あまりじっくり見ることのない野菜の断面たちを楽しく読み進めるのでとてもおすすめの絵本です。

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